柳田國男先生のファンサイト、のようなものです。先生の伝記は他のサイトでやり尽くされてる感があり、今更な気がしますのでここではあまりやりません。各ページでは触れることもあると思いますが。
ここは単純に著書に感銘を受けてのページの構築なんで、ファンサイトにしました。結構ミーハーなんで。
 柳田國男という人が民俗学というものを確立させたというのは有名です。今、民俗学というものに興味を持って調べてみると、残念なことに昔に書かれたこと以上に目新しい発見ってないんですよね。
それは守り伝えて来たものを世に出し、世間に知らしめる、のがその役割と考えると目新しさはむしろ必要ないのかも知れません。しかし、その探求して発掘するということが、明治時代から少しも進歩していないみたいだということです。
たった十数年前のことですらウヤムヤになっちゃうんですから、数百年単位でのことなんか正直、正確に把握できる訳ないんで、じゃあ後は守られて来たものの中から原型の痕跡というカケラを拾い集め、想像力という接着剤で再構築するしかない訳です。
それが苦手になってきてるんですね、現代人は。白か黒か決着をつけたがる癖があるのと、楽をしたがるのが一因。
白か黒かなんてはっきりさせようとするのはナンセンスでしょう。当てはまる限りで近いものを提示して行って、その中からいずれ発見される物証で判断して行くしかないんですね。
 それと私も妄想するのは得意なんで考えることなら色々できますが、手前味噌な演繹法に過ぎず、それの証明のため帰納的にやってみろ、と言われても流石に私には無理。というか個人的に趣味でやるには信念が必要。
もうこれは、七面倒臭いことを淡々とこなして実証して行く他ないわけで、そこには過度なロマンチシズムや行き過ぎた情熱なんかはいらないんですね。事務的で地味な作業が必要となってくると思われます。平たくいうと努力と根性と信念、それだけが必要な世界だと私は思います。
 まあつまり推測という大風呂敷を広げても、綺麗に畳めるか?もしくはある程度の目星を付けることができるか?ですね。畳めないでスルーするとか、捏造までは行かなくても歪曲して得手勝手な理論を振りかざすとか、説得力なさすぎなことに陥る可能性大、なんでしょうね。民俗学ってものは。(あくまでも個人的な意見です。反論は認めますw)



岩手のチャグチャグ馬コ 

★柳田國男★
略歴:1875年(明治8年)7月31日 兵庫県生まれ。- 1962年(昭和37年)8月8日 東京世田谷の自宅にて没。
東京帝国大学法科大学政治科を卒業。(東大卒)
明治憲法下で農務官僚、貴族院書記官長、終戦後から廃止になるまで最後の枢密顧問官などを務めた。

記念館
茨城県利根市にある柳田國男記念館のレポ
伝承園パンフ
岩手旅行で遠野へ行って来た時の記録です。
清水寺
「イタカ及びサンカ」についての喜田貞吉著のサンカ者名義考の全文
地蔵
石神問答のご紹介


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