南方熊楠 『十二支考』
(寅と鼠)
南方熊楠という人物は確かに天才だと思います。今青空文庫で読めるようなものは、比較的簡単で雑学集みたいな内容なのでとっつきやすいと言えるでしょう。
しかしっ、問題はその文体にあります。昔の文語調で書かれているので、現代的な口語調に直さないと読みづれええー、なのです。
人柱の話、は古今東西の人柱の話とその意味・意義を解説した本でした。が、古い本なので引用も昔の名前、だったり地名も良く判らなかったりします。まあ、中には史実とされながらも事実と食い違う部分もあります。
注釈を付けまくってそれらを解説したりもしてます。これはものすごく時間の掛かった本ですし、読むと内容が濃いです。さすが熊楠さん。でももうやりたくないです。
私の中にはオモシロとメンドウがあって、面白いうちは何でも厭わずやれるんですが、興味を失い面倒臭くなると途端にテンションが下がり、憑き物が落ちたように何事も中途だろうとやめてしまう癖があります。
この熊楠さんをやってる時もそうなんですね。調べても調べても判らないとテンションただ下がりしまくり。
なので、この十二支考は翻訳人柱の話と平行して翻訳してましたが、人柱でうんざりした結果販売は断念しました。(とか言いつつ本邦における動物崇拝は訳しましたが)ので、ここに載せときます。もちろんアレですが。
萩原朔太郎 『猫町』 これってシュレディンガーのネコの事でつか?にしても、この中の麻薬、アヘン、モルヒネなどの中毒患者のラリった世界、って個人的に思うにそっちの記述が現代ではちょっとヤバいんじゃないでしょうか?あーでも金田一耕助やホームズなんかもそうだったし、このころはインテリ階級の特権なの?戦時からの薬が人間に及ぼす実験の観察期間か?それかアレですか!今流行りの合法ハープみたいな取り扱いだったんか!!そう考えると何時の時代も人間って進歩ねーwwwしかし、世界観としては芥川の『河童』と、ダブる部分がありますね。まあ色んな意味で社会的にヤバい、イッちゃった人だけが覗ける世界って事でしょうか。ネコの擬人化ってゆーのは宮沢賢治の中でもお馴染み。賢治は童話の世界に昇華させてますが。この二人のネコの擬人化こそネコ町の裏か表かってカンジがするんですがw
梶井基次郎 『桜の樹の下には』 ※あなたがお花見をする時、この物語を思い出して下さいね。
桜の樹の下には死体が埋まっている、この言葉はたくさんの作家さんが引用していたりするんで一般的にも知られている様ですが、元ネタ知ってる人って案外少ないんじゃ?と思ったんで、(そう思うのは私だけか?)一応載せてみました。私的にはひょっとするとなおきさんじゅうごってのもあんまり知られていないんじゃないのか?って睨んでます。もう片方の賞の作家があまりもに知られ過ぎているだけに、対比するとワロス。これはほとんど書き換え無し、です。しかし、これ時間帯は描写されていないんだけど、なぜか夜桜っぽいイメージだよね。まあ、内容が内容だけに。ねえ、変態w
ルイス・キャロル『スナーク狩り』の翻訳
ルイス・キャロルは不思議の国のアリス(昔の講談社版)と鏡の国のアリス(角川版)が好きです。訳者によってものすごく作品の印象が変わるんだなあ、と思いました。ジーキル博士とハイド氏は今青空文庫で読める訳本を(高校生の時に買った)持ってます。三好達治さんの巴里の憂鬱も未だ愛読書です。


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