三つ目がとおるのヒロイン和登さん。お寺の一人娘で、父親からは厳しい文武両道の英才教育を受けていて、父親がよほど男の子が欲しかったのか、お寺の跡継ぎにしたいので必死なのか、男らしいボクッ子に育ってます。本人曰く、普通の男よりも一倍半強いそうです。まったくそうは見えません(2倍は軽い)が。教師の言によると成績は優秀らしいですが、問題児の写楽とつるんでいるのが問題らしいです。写楽はと言うと完璧に二重人格です。かなり頭のねじがぶっとんだ、素直だがヘマばかりしている社会生活を送るのに一苦労なバンソウコウ付きの写楽と、天才的な頭脳を持ちながらも、人類への憎悪とも言うべき敵愾心をも持ち、反社会的行動を取るのでこちらもまともな社会生活を-以下略、な写楽。天使と悪魔の両極端な人格が一人にある、と言うのは強烈な魅力なんである。恋愛のハウツー本にも載っている理想的な人格wの典型である。二面性を持っていないと相手に飽きられるそうなんで、和登さんは天使写楽には面倒を見てあげたい母性本能を掻き立てられ、悪魔写楽から漂う危険な男の香に酔いしれている状態なので、飽きられる事はまずなさそうだ。それに和登さんは和登さんで寺を継いで自力で稼ぐだろうから、生活苦にはなら無さそうだし。ってまだ中学生だから判らないけど、写楽の中では和登さんに沢山子供を生ませる計画が出来上がっている、らしいのでついつい余計な事を考えてしまうのだった。写楽はシャーロック・ホームズをもじり、和登さんはワトソンと言う事でこの三つ目がとおるは古代のなぞを解き明かして行く物語、というコンセプトと言う事だ。確かに和登さんって、いざと言う時はあんまり役に立ってねーw。バンソウコウを貼るだけ&男子読者に対してのサービス係、なのである。


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おまけ?