氷河戦士ガイスラッガー
〜氷河の底より目覚めたる3万年前の戦士達〜
作品データ1977年全20話 今年は2009年と言う事でサイボーグ009year=009の年らしい。各イベントやグッズ・コンビニ本・DVDBOXの発売と賑わっています。その関連と言う訳だと思いますが、この度東映ビデオ様より「氷河戦士ガイスラッガー」のコンプリートDVDが2009年8月7日に発売されちゃいます。ディケイド見てたらCMで言ってました。その発売記念イラストです。もういいです、これで。
キャラ紹介 シキ・ケン/古谷徹 ミト・カヤ/神谷明 イイ・タロ/山本圭子 タニ・マリ/小宮和枝 オノ・リキ/若本紀明
サイボーグ009のページでも書いたけど、亜流009ぽい感じのキャラクター構成。物語はどれも結末がどん底の暗さだったが、キャラの性格はその悲惨さに反して明るいと言うか、どんな状況でも希望を失うまいと頑張っているのが特徴。祖国は失っても同じ地球人と言う事で現代人を助けてくれているが、ある意味失った祖国の復讐という側面もあるんだろうか。この物語で有名なストーリーは第16話「夕子の羽衣」大昔権力争いに負けて地球に亡命?した敵異星人(インベム)の混血子孫の少女が、祖国である敵の星インベムに(殺されると判っていても)帰りたいと願う話だが、むしろ19話「インベムへの亡命者」の方が感慨深い。重傷を負い助かりそうも無い地球の兵士が、敵のインベムの科学力なら助かるかも知れないと言うのを聞き、インベムの元へと赴き助かったものの、地球人では無くなってしまったのを知り後悔し自爆。な話である。生きたいと言う個人の欲求は凄まじいだろうが、生残った後どう生きるか?を考えるのも必要なんだろうか?そうなんだろう。しかし、切羽詰まるとそこまで頭が回らないよ。死ねって言われてもイヤだし。なんで、この兵士の行動は責められないなあ。異星人に作り替えられるなんて思ってもみなかったろうし。やっぱ暗いわ。ってゆーかエグられる話だわ。彼等は最終話で敵の惑星に特攻をかますのだが、似たようなのに、タツノコの『宇宙の騎士テッカマン』がある。アフロな味方の異星人が忘れられない。


TOPに戻る