ロボット刑事・K
〜捜せ、捕らえろ。ロボット刑事K!K!K!〜
作品データ (特撮)1973年26話 これずっとロボット刑事Kだと思っていた。Kは付かないで『ロボット刑事』が正しい名称だったんだね。このKの洋服のセンスがお洒落さんと言うか、赤いダブルのスーツにハンチング帽って、当時は洋行帰りの気障な人っぽいな?(イヤミ、おフランスかw)と思ったんだけど。派手で気取っているかと思ったら意外に地味で、どことなくシャーロック・ホームズみたいだな、とも思ったりした。イメージね。しかし服を脱ぐと即、戦闘モードに入りパワーアップだ!! ボディも逞しくなっているwこの物語の魅力はハッキリ言ってKの!それと若い方の刑事役で千葉治郎が出ている事!! ちなみにアクマイザー3も好きだ! ザビタンの動作がカッコ良すぎハアト勿論千葉治郎も出ている

ロボット刑事・K

オープニング導入はこの頃の特撮の王道。快傑ズバットはセスナから降りて来てポーズ決めてそして主題歌「地獄のズバット」へ。Kもジョーカー=K仕様の空飛ぶパトカー、から降りて来てファイティングポーズとって主題歌が始まる。しかし、関係ないけどズバットの早川健といいアイアンキングの静弦太郎といい、もうおまいらが主役で良いよ。ズバットもアイアンキングもいらないだろうw

この物語はキカイダーよりもある意味好きかもしんない。Kはすごく礼儀正しく真面目なロボットで好感が持てる。変に人間に固執しない潔さってゆーか、ジローよりもロボットであることの誇りをKからは感じられる。それなのに、すごく人間臭い←後述。反して、ジローにはロボットであることの引け目みたいなものがある。なまじ人間態も持ち合わせている為なのかも知れない。作り手が機械で出来た人間を目指して造ったからだろうが、その人間である事の究極の証明が恋愛だとしたらちょっとノ。ロボット刑事のあらすじは---ロボットによる犯罪が起き、影でロボットを人に貸与して手先とする悪の組織『バドー』に対応すべく警察に配属されたロボットの刑事『K』。彼がベテラン刑事と新人刑事の2人の人間と共に犯罪を冷静に捜査して行く---。のだが、ベテラン刑事がロボットのKを快く思わず罵ったり辛く当たるのだった。この物語、犯罪者に悪事を働くロボットをレンタル契約するってのは凄い設定だと思う。『ただ、ロボットを提供してるだけです』って事なんだろうが、大体犯罪専門ロボットばっかりだし、悪の組織バドーと名乗っちゃってるし。まあ、物語の一番のツボはベテラン刑事がKと一緒に犯罪を捜査して行くうちにKを認めるようになる過程だろう。これはシドニー・ポワチエの『夜の大走査線』を彷佛とさせる(あちらは白人の警官と黒人の刑事との微妙な男同士の友情物語だが。しかし、世の中変わったね。この映画の時代は黒人差別凄くて、目も当てられなかったよ。確かに黒人はガタイ良くて近くで見ると益々圧倒されるけど、世相とか風潮って怖いね)人間達と機械の身体を持つKとの信頼関係の成立、によるロボットのKの内面の成長?がテーマと言えるだろう。特撮では【ロボット】のKだが、漫画ではどうやら【アンドロイド】の様である。アンドロイドとは機械がベースだが人間の肉体が一部入っているロボットの事。ちなみにサイボーグは人間ベースで機械に臓器や組織の機能をさせる(あくまで)人間の事。キカイダーは完全にロボットだが、サブロー=ハカイダーはアンドロイドと言う事になる。実はキカイダーよりもハカイダーが(ってゆーか人間体のサブローが)痺れる程カッコ良かった。ただ、途中からサブローが出演しなくなったんでハカイダーもどうでも良くなったけど。Kは見るからに機械なんで、こちらもそのつもりで接すると逆に、Kのナイーブさが人間臭く感じられるてグッと来るのである。感情によって目のパーツ部分の色が変わるのも興奮してたり意気消沈なのが一目で分りやすく、単純で可愛いげがある。大体6頭身位のプロポーションもどっしりしていて頼もしい。まあ、所詮人間はシンプルで頑丈なヤツ=機械が好きだし。そしてKの最大級の特徴、機械の癖に人間から見て明らかにおかしな=変な、『欠点』がある。それゆえKは本当にロボットか?と思う程に人間ぽい。その欠点とは、Kはすぐに「マザー」と助けを叫ぶ、甘えッ子気質のマザコン野郎な事であるwしっかりしてるんだかしてないんだか、ほんとに機械らしくねぇ?ww


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