火の鳥『未完編』の考察。

火の鳥は、各時代の物語自体は完結しているが、大きな流れとしての火の鳥は完結してはいない。
先生が、ライフワークにしようとしていたらしいので、完結する前に先生が先に終焉を迎えてしまった為である。
だが、プロット程詳しくは無いが、シノプシス=私のやる様なおおまかなあらすじwは先生もミュージカル用に書いてらっしゃった様である。
他の編に伏線があったり、関係者の話も総合すると、『大地編』と『アトム編』が構想としてあったらしいとの事である。私としてもここ数年(どろろを除いて)手塚関連を読み直してコンテンツ作っている、所謂ライトユーザー?なので、情報収集が他力本願でスマソ&皆様サンクスコ状態なんですが、=2ちゃんの皆様お世話になってます。
で、また引用させて頂きたいと思います。まずかったら(↓に意味が書いてあります)
お知らせ下さい。すぐにページ諸共に消去しますんでw

『大地編 』
(御注意)BBSにてこの大地編は内容が異なったものである(手塚先生ではない人の創作ということ)、というお知らせを頂きました。申し訳ありません。
真偽の確認作業が出来ておりません。シノプシスの存在と、それが小学館から発売の火の鳥10太陽編上の巻末に収録されているのも存じておりますが、同じ内容の本をまた買って確認するという事に二の足を踏んでしまうのですよ。
なお、これが虚偽のものであるとしても良く出来ていると思うので、御承知の上でお楽しみ下さいませ。

なおシノプシスのご詳細を御存じでしたら、↑のお知らせ下さいより、お教え願えれば幸いです。御協力よろしくお願い致します。

火の鳥探索のため南京大虐殺を起こすロック。中国人の味方をした猿田も銃殺。日本敗戦。
旧満州でソ連侵攻の混乱の中、ロックは絶望のまま死ぬ。

毛沢東
「我々が流した『火の鳥』情報で日本軍は自滅した。我々は平和的に中国永遠の象徴『火の鳥』を手に入れるのだ」
ジンギスカンの子孫が火の鳥を持っている?
毛沢東「よし、モンゴル解放だ!」
チベットのダライラマが持っている?
毛沢東「よし、チベット解放だ!」
蒋介石が混乱に乗じて火の鳥を台湾に持ち込む?
毛沢東「よし台湾侵攻だ!」
側近「これ以上頭のボケた毛主席にまかせたら中国は『火の鳥妄想』で崩壊してしまう!毛主席の食事に例の薬品を混ぜろ!」

毛沢東死後

元側近「『火の鳥』に関する古書・文献を全て焼却せよ!情報を持っている人間、かかわった人間を全て粛清せよ!これは『文化大革命』だ!」


こんな感じなんすか?太陽編は角川のハードカバー初版の上・下を所持なんで、このシノプシスは載って無いんですね。
これが正しいのか判りませんが、イメージ的には乱世編みたいな感じがしますね。何となく。
絶対権力者が火の鳥を求めて翻弄される=黎明編、乱世編にストレートに出てるこれと同類の構図ですね。
元側近=その後釜に座る権力者、が火の鳥なんか眼中に無いというのも、火の鳥らしいと言えばらしいです。
『アトム編』=『再生編』の前振りというか伏線で、予想されるのを嫌ってカットされてしまったのではないか?と言われているのが、『太陽編』で描かれていた、猿田博士とお茶の水博士が兄弟であった、という設定です。
(図参照。復刊ドットコムの【3大特典付】 火の鳥《オリジナル版》復刻大全集 全12巻の販売ページより引用)
アトムは最終的に火の鳥に救われる、みたいな結末では?との予想もありますが、ちょっと待った!アトム作ったのは『天馬博士』なんだけど…どう繋がるのでしょう?。
お茶の水博士は、アトムの仕組みを理解して、メンテナンスするだけだったのでは?
アトムのリメイクみたいにして、ウランとかコバルトは作ったのは、確かですが。
すると、この兄弟ロボットと、アトムが関係してくるのでしょうか?
アトムにも、何か秘密もありそうです。
火の鳥の、お馴染みロボットとして、どうしてもロビタが思い起こされますな。
アトムもロビタ同様に、火の鳥の設定では、純ロボットではない設定なのでは?
そもそもの作られた動機が、死んだ子供の身代り。
それならば、ロビタのように、記憶をアトム=ロボット、に移しておく事位は(やりそうなんだよね)やらないはずがない、と思うのです。
それで、自我が人間なのに、体がロボットの永遠の子供のアトムの苦悩(でも、そうなるとアトム自体の精神=心?は地獄、だろうね。)が、最終的に火の鳥によって救われる話?なら、何となく判る気がします。
そうなると、2772のオルガの結末を思い出しますね。

それと、これは2ちゃんの『火の鳥』スレッドに投稿されていたもので、読んで物凄く感動したので掲載させて頂きます。

追記:これを記した事で、ちょっとした嫌がらせめいたことがありました。
この内容について、おそらく政治的な意味合いを見出した輩からです。これがプロパガンダだと思われたのねシミジミ、だわ。わたしの普段の発言を聞いてりゃ絶対に出ない言葉だけどね。
まあ、これ乗せたのは私も長崎生まれで、色々あるんでつい興奮してしまった、と言うのもある。
そこは少し反省しております。書き方についてだけどね。
問題となった事とは、
まあつまり、当時の首相である管氏が、東北大震災の時にフクシマ原発の現場を訪れたため、現場では混乱が起きてしまった。(そもそも現場の陣頭指揮を執るのというがリーダーシップの自己顕示だけが目的であったのか?と言われている。
それに対してリーダーは指示を的確に出すものであり、自ら動くものではない。という意見がある)それで何が起こったのか?が問題になるんだけど、それで言われている事は、現場の首相の受け入れの作業をしたために、本来の原発の復旧作業ができなかった、そのために原発をメルトダウンさせたその原因が、この視察にあるのではないか?と言われているのですよ。
それで現場の責任者がぶち切れた、いう報道もありましたので、このフクシマ編の内容となった訳です。
それに対して、東電の撤退要請を拒否しただの、被害を最小限にしたという正反対の評価もある。が、こういう放射能という被爆国ならではの拒否反応を鑑みて、どちらが正しいのかは、決して真相は明らかにされない、と思う。
どちらに非があろうと、相手のせいにする泥仕合、あとは専門用語でゴニョゴニョと長々時間をかけて、ちっとずつ情報公開して、飽きっぽい世間の人に、忘れさせようとしているが(そのくせ、福島産の物を拒否る人は、まだ多いようですよ)、東海臨界事故のことも忘れてはならない。
(特に被害がひどい人2名の死に様はむごたらしすぎます。意識はハッキリしたままで、体が腐って死んでゆくだけなんてガマンできますか?この事故で多少にかかわらず被爆した人は667名ですよ。)
こういった原発事故は、誰にも責任は取り切れないのは確か。こんな責任取るなんて考えただけで、もう死ぬしかありませんね、私ならね。だがそれでも、責任の所在は誰なのか?はハッキリさせるべきです。
『責任取れる取れない
、と言うのと、『責任の有無は別問題
だからです。
それから上記にある【まずかったら消す、と言うのは、著作権的な問題が出たら消す、と言う意味】、なので火の鳥で政治的な個人攻撃をしているクズ、みたいな事を匿名の(でもIPは割れてるよw)のBBSで書き込まれても、もっときちんとした論説を示して、わたしを納得させてもらえない限り、追記として載せた意味(記憶としての)は書きますけれど、このページは消すことはできませんねえ、あしからずwです。

「火の鳥 フクシマ編」

〜震災の前日の夜 〜

火の鳥「ヒデト。よく聞きなさい」
ヒデト「うわっ 光る鳥!? 喋ってる! デジタルテレビにしても、リアルだな」
火の鳥「あと少しで大津波がきて町は全て流されてしまうでしょう」
ヒデト「何だって!? 妻は!子供は!?」
火の鳥「残念ですがたすかりません。しかしあなたには使命があります。」

地震後、ヒデトの前に姿を見せる火の鳥。
津波からお前だけ逃げろと言うが、ヒデトは町の人を誘導し、足の不自由な老人を助け死んでしまう。
そんなヒデトに火の鳥は僅かな血を与え蘇らせる。

菅「まったくもってけしからん!私が首相の内にこんな事を起こすなんて! お前たち!何とかしろ!」(瓢箪ツギの顔)
「お迎えでゴンス」
菅「なんだこの品の無いおもちゃは」(蹴る)
「お迎えでゴンス」
保安員「首相」
菅「おお 戻ったか!どうだ首尾は」
保安員「どうにもこうにも」
保安員「手の施しようがありません」
菅「うるさい!うるさい!うるさーい!なんとかしろって言ったら何とかしろ!」
菅「できるまでここに来るな!」(追い出す)
保安員「言ったってなぁ」
保安員「無理だよな。国民には適当言って逃げるか」
「お迎えでゴンス」
保安員「なんだこの品のないおもちゃ?」

火の鳥「ふふふ」
菅「なんだお前は!何処から入った!警備員!警備員! くそう 寝てる分の給料払わんからな」
火の鳥「あなたたちは、もうおしまいです」
菅「な…なにを言ってるんだ! 裸の女のくせに! このキチガイが!」
火の鳥「あなたにはそう見えるのですね。欲深い人。それ」
菅「な…なんだ!体を光の槍が貫いていく!体が崩れる!」
火の鳥「それは放射線。もうこの土地は人の住める土地じゃないの」
菅「ど…どうしたら助かる!死にたくない!」
火の鳥「いいですか? この事を国民に包み隠さず話すのです。聞いたなかに、この状況を好転させられる人物が居ます」
菅「誰だそれは!」
火の鳥「それはあなたが探すのです。いいですか?包み隠さずですよ」(消える火の鳥)
菅「消えた…」
菅「包み隠さずだと」
菅「そんな事できるか!」
菅「俺一人でも助かってやる! アメリカに行く! 飛行機出せ!」
パイロット「でも整備中で…」
菅「いいからだせー!!!!」(飛び立つ飛行機)
菅「俺だけ助かればいい。国民なんて馬鹿だ!」
「お迎えでゴンス」
菅「なんだこれはさっきから!」(ける)
(飛行機のガラスに当たり穴が空く)
(吸い出される菅)
菅「馬鹿な」
菅「こんなことで」
菅「死にたく」
菅「ない」

「お迎えでゴンス」

菅 「俺ガヤメタアトニナニガノコル?ナニモノコリャシナイ
   セメテ後世ニノコル名言デモツクレバ・・・
   ナニカヒトコトデモイエレバ
   ダガソレヲイウニハ、アト十三年六ヶ月グライ勉強シナケレバ
   ソウダヒトツコトバガウカンダ
   バカハシナナキャナオラナイ・・・・・・・・」 ガクリ

津波で妻と子供が死んだ事を知ったヒデトは自殺するが、死ねない体になっている事を知る。
ややあって、海岸に打ち揚げられた菅は、モグリの天才医師に助けられ、TVで原発がもうダメだと告げる。
ヒデトは死なない自分なら何とかできるかもと申し出る。火の鳥見ている菅は内密に承諾する。

原子炉ないでなんやかんややったらなんとかなったが、ヒデトの血の力も効果切れで死んでしまう。

ヒデトは火の鳥のはからいで、火の鳥の一部に。妻と子供にも逢える。

日本は危機は脱したが。苦難の経済が続く…。



これは2011/04/28(木) 2ちゃんの【文化】手塚治虫の漫画「火の鳥」、オリジナルの形で復刻 未完の編も収録。に投稿されていた ID:qRU4P7L8i さんの作品です。あの時期にコレ書けたってのも凄いな〜と思います。 才能に嫉妬w
閑話
もしも私が火の鳥の話を書くとしたら、ヤマトタケルを別の視点から書いてみたい。
彼が双児の兄を殺す所を、天使と悪魔のミカエルとルシファーの様に描いたり(ヤマトタケルの描写を見ていると、ちょっとズレた人っぽいんだよね。罪悪感が薄いと言うか、たとえ肉親であっても『従わないから殺しました』って父親に平気で言えるあたりね…なのにミカエルの位置に居たり)、彼のお后の弟橘姫も海中に沈んで流れ着いて『我、蘇れり』なんて言って生き返ってるし。
火の鳥の陰謀臭く書けそうだw伝承でもヤマトタケルの死ぬ時に、白鳥となって天に昇って行く姿が目撃されたのを、火の鳥を絡めたりすると面白そうだよね。
それから、かぐや姫伝説としての火の鳥。
地球に罪人として落とされたかぐや姫が、故郷の星に戻る為に火の鳥の力が必要で、かぐや姫が集めていたもの=求婚者に課した難題、が実は火の鳥に関するものだった、とか。
異説のかぐや姫通りに、彼女も失踪して見つかったら別の姿に、ってこれは改変前の羽衣編にも通じると面白いかも。
それと第2次世界大戦では、日・独・伊、の3国同盟の影にこそ火の鳥探索の陰謀が隠されていた、としたら面白そう。
現にヒトラーは聖遺物をせっせと回収していたらしいから、ありえなくはないと思うよ。
それからエジプトで太陽の船の発見で、吉村作治先生が大発見連発してるし、『34年にエジプトに現れた』というフェニックスの伝承もあるから、タイムリーに取材して現代はエジプトに回帰しても良いんじゃないか?という気もするけどね。
こうした2次著作物は、面倒だから私は多分やらないと思う。ただ、個人的に色々物語を想像して、楽しんでるのでした。


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