パーソナル・データ

名前
プログレス・カーソン

所持するナノマシンの特性

(殺戮方法)

ほぼ全身にナノテクノロジーによる改造手術を施し(ショッカー怪人の様だ!)もう丸っきり人間では無い。その容姿は大型四足肉食獣である。最終戦に臨んでは自然と一体化を図る。最終形態は神さながら。四獣一体化どころか、樹木まで生えている。と言うか、樹木から生えた。
ターゲットNo居住区域 ヘイト最後の敵。恐らくロゴスディア社は(バイオハザードのアンブレラ社の様だ!)アメリカに本社を置くので彼はそこにいる。が、活動が忙しくなったので分刻みで世界中を飛び歩いているらしい。
個人としての特徴 高い知能と美貌を有し、ヘイトのゼスモスに相反する力=通称エレセロスと言う相手を支配する力を持っている。そして今では立派な改造人間である。後に樹から生えて神になる。
バトルレベル ★★★★★
今までの4人は単なるプログレスの用心棒であり、ナノテク技術開発の為のモルモットに過ぎなかったのである。身体の一部をナノテクと交換していた4人と違い、全身ナノテクの固まりの様なプログは元来の野性の力も相乗されていて、かなり手強い。と言うか流石に力では圧倒的な差がある。ヘイトピーンチ!!

勝敗の行方
(第一回・プログレス勝利)
社会的な力も利用し人類に対して宣戦布告し浄化=殲滅ないしは粛清、しているプログレス。一度はヘイトも海の藻くずと化すも、島の姉弟の姉に救われる。プログレス完全勝利に終わる。ヘイトのアムネジアっぽい状況では・・・勝てるのか?
最終決戦 更に進化したプログレス。体から動物を生やしたり、森と一体化したり、やりたい放題。しかし、ヒロコの身体=遺体、を吸収し樹木に変え一体化を計るという蛮行に出た為、ヘイトの堪忍袋の尾が切れてついに家族の絆攻撃で成敗!される。

今までの仇達は、バトルまでの描写も相手の近況から少しだけ過去の出来事(ほぼ悪事)に触れる事はあったが、ここまで生い立ちを事細かく描写しているのは、これは本当はプログレス主人公か?と第9巻だけ見れば(ヘイト一切登場せず!)思ってしまう。確かに、この巻でプログレスに対しての理解は深まるだろう。プログレスは最初から=登場から、人では無かった。彼は野生の猛獣達を率いていた。特別な力を持つT動物達の王Uなのである。しかし、彼の姿形が人である為に発見したベッケル博士も周りも、うっかりと人だと思い込み内面も人だと勘違いしてしまったのである。そして教育を施し人間として育てようとした。だが、いくらそうしようと努力した所で所詮は獣。いや、努力すればする程にプログレス自身も自分と人間との隔たり、違和感ならぬ異物感を強めて行ったに違い無い。彼は高い知能と美貌を武器にし、人間達の中で自然とは相反するモノだけを学んだ。文化、最先端の技術だ。自然=野生の為に。我々人間が地球と言う自然を自分達の為に利用し時に作り替えて、破壊したり汚したり動物達を絶滅に追いやる。それを地球に巣食うウイルスと表現するなら、プログレスは我々人類に巣食うウイルスである。最初プログレスは飽くなき権力欲を持ち、世界に君臨するのが目的であるかの様に思えた。しかし、それは人間が存在して初めて成り立つ行為である。プログレスの目的は人類の浄化=粛清であった。その為に人間達の中に入り込み特権意識、権力欲など人の欲に付け込んで力を利用した。今までのヘイトの仇同様に彼もまた命の優先順位がある様である。が、その順位の価値観が4人とは桁違いにズレているのだ。人類よりも動物達が優位の様である。人間社会で暮らす彼の憎悪が人間そのものに向けられていた為である。
しかし、プログレスの場合は何度も書いているが自分の都合の良い他人が必要なだけで他を拒否しているのが前提なので、何者からも必要とはされない。彼は人類の様な高度なコミュニケーションを取る事が苦痛なのだ。獣の様に力づくで従わせる事しか出来ない。人はそれでは正常な関係は作れない。恋愛なら尚更だ。軽蔑しているのに愛しているなどとは有り得ない。ほぼ同等の感情を抱かない限り破綻する。残念ながらヒロコにはプログレスに対する男女間の愛は無かった。他人を支配したいプログレスは恋愛に対しても思い込み激しく、ヒロコとは今でも=ヘイトと愛し合い子供と家庭を築き上げ幸せに暮らしていても、自分と強い絆で結ばれていると本気で信じている困ったちゃんである。よく視線が合うから相手もこっちを気にしている≠好意を持っている、であり、実は=キモくて怖いもの見たさで見ていただけ、だったり。ストーカーの思考だよこれじゃ。
ダイモンズ用語解説 【エレセロス 】
ベッケル博士命名。
ベッケル博士の解説によるとゼスモスとは相反する力の事。エレセロスとは己を解放する力。自分を解放し、他人の中に入り込み、他人を自分として操る力=自分の分身を作る(心を支配し人格を乗っ取る)力である。プログレスは他人を否定している為、他者の中身に自分を侵食させてまで人格を拒否したいのだ。そういう意味ではゼスモスは、他者や環境など自分を隔てる外界の事象を受け入れる事で引き寄せ繋ぎ止めるのであるが、エレセロスは反対に外界を否定する為の支配、を行うのに自分の自我の解放と他者への侵食を行う事なのである。


ページが余ったのでおまけ。
初恋に萌え萌え状態の幼き日のプログレスさんハアト。こーゆうのも描いてみると意外と楽しい、かも・・・。

モドル