余談: 前に神官兄弟の物語を読みました。兄は神職を継ぐ気は無く(継いだら外に出られない幽閉された一生を送らなければならないので)勝手気侭で村人も眉を顰める程でした。が、弟はその兄を庇いつつ軽蔑もしつつ愛憎半ばしていて、その兄がついに村を捨てようと決意したのを知り、兄の代わりに一人前の神官として認めてもらう為の試験=命懸けの試練、を受けようとするのです。弟は真面目で兄とは全く逆の性格、兄に対する羨望や意地もあったのでしょう。そして何より、弟も神官の長も兄の方こそ、その能力ゆえに神官になるべきであるのを良く承知していたのでした。なりたいもの、そしてなれるもの、なるべきものは全て違うのかも知れない。皮肉にも自ら望んで試練を受けた弟は死に、その弟の後を追って謀らずも試練を受ける形になった兄は生き残り・・とゆー話です。その話を思い出しました。似てますが、ギャロウズは幸せ者です。こんなに可愛らしい〜(・・・もとい)こんなに兄思いの良く出来た弟を持って。

ああっ、兄上どちらに行かれるのですか!? お婆様がお呼びなんですよ。
ああ、何だ、そのちょっと急病って事で、ババァにはそう言っといてくれ。
もう、そんな事言ってまたお出かけになるつもりでしょう?僕がお婆様に大目玉食っちゃうじゃありせんか!!
お前ならうまくやれるさ。どうせババァの四方山話をくどくどと聞かされるのに決まってるからな。適当に『はいはい』と相づちを打っときゃ大丈夫だ。じゃあ、後は頼んだぞ。
ほう、誰に何を頼むつもりなんだね!!
げっ、ババァ!?・・・


キャラ紹介へ戻る