2011年10月30日に手塚治虫先生所縁の地、高田馬場にて『手塚治虫ファン大会 in BABA FEST2011』が開かれました。これは地域の祭であるBABA FEST2011の一環として行われたファン大会の私的レポートです。
日時:2011年10月30日(日)11:00〜18:30(出入り自由)
メイン会場:旧西戸山第二中学校(新宿区高田馬場4-36-12)

これは、JR山手線の高田馬場のガード下に設置されている壁画2枚の一部です。向かって右にある壁画は手塚先生のキャラ達と高田馬場に縁のある人物達が描かれています(写真上段)。左は『ガラスの地球を救え』のモチーフ画です(下段)。当然駅前のため通行人が多く、一度に全景を撮るのは至難の技なので、部分撮りしかできません。本当に一部分だけですが、雰囲気は伝わりますよね?壮観で圧巻ですよ。駅を降りるとすぐにこの壁画がお出迎えしてくれます。


高田馬場駅前の様子。早稲田通りです。町の街頭には様々な手塚キャラが付いてます。 フェスタ会場の中学校のほんの目と鼻の先に手塚プロダクションはあります。外観です。 壁面にはアトムが。さすが?手塚プロです。

開場前には少年野球をやってたらしく小学生が沢山帰る所でした。迎えに来ていた母親達が子供とアトムとの記念写真を撮ってました。アトムはなぜか学ラン姿。 手塚プロだけで無く、物産展などもやってました。この写真では左奥が手塚プロ関係の売り場です。書籍やアトムくりまんやカレンダー等等売ってました。 左の写真の右に青い仕切りが写ってますね。これで露天と野球練習場を仕切ってた模様。取っ払ってる様子です。この後この奥の方にカフェとか粉ものを売るトレーラーが来てました。


ブラック・ジャックトークショーについて。公式サイトでは調整中とありましたが、mixiで参加が決定していたのを事前に知ってましたので、大塚明夫氏を楽しみにして行きました。最初、学校の入り口に列を作っていたので入るのに並ぶのか?と思ってましたが、どうやらpm2:00より始まる座談会の為に並んでいたのが判明したので慌てて列を離れました。正直、私はオンタイムで読んでいた作品以外、つまり初期作品と言われるものに対してはあんまり興味ないんでどーでも良いです状態。(って言うとコアなファンに怒られるかも知れんけどw)とにかく、あくまで今回はブラック・ジャック前夜祭が目的でしたので、とっとと体育館前に並びました。若い人でブラック・ジャックのテレビアニメファンとか声優ファンとか結構そう言う人も多く来てたと思う。しかし、当然の事ながら写真はNG。声優さんの肖像権関係で、まあ無理だろうなというのは当然判ってたんですが、勿体無いな〜。私なら良い宣伝しまっせ、なのに。ってマイナーサイトがどの口で言うかっ!とか言われそうだけどねアハハ。最初にkarte11の触りの部分約10分強位見せてもらい、次に清水プロデューサーとKarte11の監督の桑原氏とkarte12の西田氏の三人の作品に対する思い、見どころ等を聞き、次にブラック・ジャック役の大塚氏と水谷氏の話。《どの辺りまで詳しくレポートして良いのか判らん。ネタバレしちゃ不味いだろうし。監督さん達イロイロとヒントめいた事言うんで、11については内容をほぼ推察出来ました。多分この展開で予想出来てると思うけど書くとさすがにマズいよね〜》まあ、上映された内容をさっくり書くと---ピノコが倒れ、病状は心筋梗塞に酷似しているもののブラック・ジャックがいくら検査しても異常がない。ピノコも発作を起こすものの、すぐにけろりと何事も無かった様に元に戻る。別の場所で家元と呼ばれる日本舞踊家の女性が苦しみ倒れる。ブラック・ジャックは、10年前ピノコと出会うきっかけとなったあの患者の事を思い出していた---。みたいな始まり。この監督さんは生と死を描きたいと言ってました。karte12の監督さんはドンパチシーンが入ってるとか、ブラックジャックが某第三国に拉致られて〜。みたいな、21の妹みたいな存在を思わせる女性が出るっぽくハードボイルドだど! な感じ、みたいです。他にも手塚先生の死直後の会社の状態の話とか、これから先に両監督が手掛けてみたい作品に付いてとか話されてました。このお二人は見てて仲良いんだなと思いましたよ。桑原監督が緊張してペットボトルの水飲んでむせ返ってた時に、西田監督が慌てて背中を一生懸命にさすってやってました。ほのぼのだな〜。話し方も、桑原監督は木訥で西田さんはどちらかと言うと饒舌。これは見ててジャングル大帝レオに出て来るディックとボウのコンビみたいで面白いな〜と思って見てました。体格も桑原監督さんは小太りだし西田監督さん背が高くて大塚さん位あった様に見えたし。今後手掛けてみたいものも、このkarte11,12の路線?みたいで11の桑原監督さんは『奇子』で12の西田監督さんは『アドルフに告ぐ』らしいが、内容が想像出来ちゃう。奇子は奇子の世界を一所懸命描きそうだし、アドルフはアドルフの戦争世界を一所懸命に描きそうだし(意味判る?)。考えると、この二人を合わせて手塚先生って気がするんで協力して事にあたった方が良さそうな気がする。ただ、男はプライド高いから船頭多くしてになるけど、そこをプロデューサーが上手く調整して欲しいが、どうなんだろうね?声優さんの質疑応答になりますが、ブラックジャックのOVAとテレビ版では違いますか?の司会者の質問(司会者の男性北原氏はほっぺにうず巻を付けていたので"バカボン?"と思ったら"どろんこ先生"のつもり。ってウケた)に大塚氏はOVAの方はニヒルで8頭身だけど、テレビは7頭身で中身もソフトに見えるけど、基本ブラック・ジャックは人間なので声の演じ方は変わらないと言うような事を言ってました。水谷氏はテレビ版は手塚真氏から「ちぇんちぇい」と言って下さいと言われたので、ピノコの喋りがOVAと較べて本当に幼児になってしまい、今回OVAのピノコの喋りへと戻すのが一苦労と言うような事をいってました。それから思い出に残ってるOVA作品は、大塚氏=クロスワード役の父・周夫氏との共演作のkarte1(流氷、キマイラの男)、水谷氏=サンメリーダの梟(karte5)だそうです。この二人は流石に声優。声は大きいし、話も聞き取り易い。綺麗な喋り方です。水谷氏はピノコを意識して喋ってるので、時々特有のろれつの回らなさがありましたけど。今度OVAが発売されてある程度ネタバレ上等になったら、別ページ作ってイラスト入りでトークショーの模様をやるかも知れません。やらないかも知れません。


人がいたので横からしか撮れませんでした。
パンフ写真の矢印の2年2組教室のワークショップの様子です。
教室では、メインとして子供達に手塚キャラの描かれた丸い紙に色塗りさせてました。でも、貰えないらしい。の片隅に生原稿『リボンの騎士・ジャングル大帝・ブラックジャック・火の鳥』オブジェの手塚キャラの飾られたもの(中段中央写真)中にはキャラ設定資料=三つ目の写楽とか、がありました。セル画もメルモ・リボンの騎士他にもありましたが、何しろ狭い教室! 人がうようよいて、どいてくれそうにもなかったんで撮れませんでした。あと2つ何が飾られてたか忘れましたw。ただ「ブラック・ジャックのセル画は無いのか」と落胆してる人がいたのが…。まあ、原稿もイベントもあったブラックジャック、清水プロデューサー自身が【手塚プロのドル箱のブラック・ジャック】と明言してるんで、あってしかりなのは同意。


午前中は快晴だったのが午後から雲行きが怪しくなり、私は体質的に気圧の変化で頭痛が起こるんで、雨になるのを頭痛で察知。薬持って無かったので帰る事にしました。駅前ではパレードが始まっていました。雨もぽつぽつ降り始めましたので、ちょっとだけ見て帰りました。中央のアトムは3D紙芝居・鉄腕アトムに立体眼鏡を借りて、返す時に引き換えにくれた絵葉書です。この様子も、やってるのが現役の女性声優なので肖像権の事を考えて写真撮りませんでした。内容は「アトム誕生編」でした。お土産に買って来たくりまんのアトムは、形が可愛い。味は普通、もっと栗をくり、なんつって。4個入りで千円。


戻る