これは最近趣味になりつつある、神社巡りでちょっと気になった事を調べて記録したものです。随時追記して行くページです。
稲荷とは何か?
お稲荷さんが非常に気になる今日この頃。職場の稲荷はどこから勧請してきたのだろう?
ここでは、お稲荷さんについて色々と調べたり見聞した事を自分の備忘録として記そうと思う。まず、稲荷とはそもそも何か?これは一般的に狐のイメージが強いが、この狐は眷属、つまり神と我々人間の仲立ちをしてくれる役目の霊的な動物の事である。早い話が神の使い。が、何故お稲荷さん=狐が定着したのか?考えてみた。稲荷はどこにでもある。本当に数が多い。江戸の言葉に伊勢屋・稲荷に犬の糞。と言うのがある。これは、店の屋号は伊勢屋が、近所にはお稲荷さんが、道端には犬の糞が多過ぎると言う事。つまり勧請しても本体の神様が来るには及ばない。お使いでも十分(それだけ力がある)と言う事。代理として狐が鎮座している、という場合が多いのではないか?と思う。神という中枢へ接続する為の末端が各地の稲荷=狐なのではあるまいか?そう、まず我々は願いを狐に取次いでもらわなければならないのだ。だとすると、自分の願いを他人よりも早く、良く聞いてもらう為に狐に頑張ってもらわなければならない、と考える。で、盛大に祀るのである。が、本当は頑張りますのでとのお願いと感謝、つまり心を込めた祈りこそが信仰心=狐の力、になると思う。ただ物を上げればいいと言うものでは無い、(と思うのだが)それから肝心の神様の事だが、これは神仏習合で神社系のお稲荷さんと寺系のお稲荷さんがあるらしい。神社は伏見系(一応の定義)として祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)or宇賀能美多麻(うかのみたま)=伊勢神宮外宮の祭神、豊宇気姫命の別名。主に主食の米=稲を司る、稲がなる=いねなり=稲荷。そして寺系の豊受稲荷は荼枳尼天(ダキニてん)を奉じている。これは白狐に乗った女神で、人間の肉や内臓が好きだから自分の肝をあげる約束をするとどんな願いをも叶えてくれるらしい、がどうなんのだろう?死んだらあげる、みたいなものか?で、これは勧請しても良いが、覚悟がいる。神棚を祀るのも毎朝、米・塩・水を取り替えて榊の水も取り替えてその容器の洗浄もする。そして毎月1日・15日は社を掃除しお神酒と榊も新しく交換。が、稲荷はこんなもんでは済みません。同じく毎月1日・15日に山海の珍味もお供えし、祝詞も専用の祝詞が数種、を暗記して唱える。そして一度祀ったらそれ以下手抜きは赦されないし、面倒臭いなんて罰当たりな事は出来ない。つまり1日たりとも怠ってはならない。一番肝心なのは一族で代々祀らないとダメな事。途中でリタイアする事は不可。かろうじて代わりに貰って下さる方を見付けて譲る事が可能、が、制約が色々あるらしい。・・・まあね、家に来て下さいって招いて置いて(勧請という)放置したり、用済だから要らない、ではあんまり恩知らずで悲しいじゃありませんか?しかも神様に、ですよ?よくそんな真似出来ますね。だから、子孫が粗末にすると祟るんですね。でも、そこに祖先の霊も入っちゃった場合はちょっと変わりますね。祖先の霊が狐を押さえちゃう事もある。(一時的なモノだし、罪を少し軽くしたり先延ばしにするだけですが)狐は深く信仰されていた場合、その位が高くなってますが、 代が変わるといきなりぺーぺーに逆戻りするらしいです。これはきついですね。ある程度役付きの職務に付いていた人がいきなり平社員に降格ですから。狐も面白くないでしょう。しかも、平社員は社長=神様に取次ぎにくくなってますから、御利益も今までの様には出ない。すると、勝手な人間はそれを祟りとか力が無くなったとして粗末にしたりする。自分の信仰心の薄さを棚に上げて勝手な事を言うんですからね。まあ、神はちゃんと見ていると思いますから、良いですけど。
しかし、調べて行くと稲荷、ダキニ、十一面観音、聖天、弁財天、宗像神社、と何が何だかこんがらがって来ました。水と蛇、龍と象。の様な色々と関連付けられる様な・・・。これを調べる前にBBSに書いた事が微妙に当たってるっぽいです。下記にある事です。
参照→FW(Field Work)2・06/09/18 
本日は鎌倉へ行きました。聖天と稲荷が似ているらしいので、十一面観音で解く様な記述を見たので、行ってみました。すると、稲荷も多いけど、十一面観音を祀る所も多い。やはり、そうか!!まあ、今日は金運上昇を祈願しに佐助稲荷と銭洗い弁財天宇賀福神社に行きました。両方行くのが正しいらしい。同じ宇賀神=倉稲=宇迦之御魂神=稲荷神だからね。
片参りじゃ御利益半減以下だ。皆知ってるのかなぁ?ついでに弁財天は元々はインドの女神で、河川を司る神であったので、池や川など水辺に祀られている。とあるが、むしろ元々は島を造りそこに渡ってお参りしていたらしい。とすると、むしろ宗像神社に近いと思う。宗像三女神も島に渡ってお参りするのでどうもそちらの方が近い気がする。女の神様だし。ただ、宗像神社は女子禁制だった様な?その意味が判らん・・・。それ、ちょっと邪馬台国の卑弥呼が弟以外近付けなかった、と言うのに似ている気がする。

これから色々と調べてちょこちょこと改訂してこのページを充実させようと思います。乞う御期待!!

【余談】伊邪那岐 伊邪那美 の天の御柱 の下りで思った事。こちらもこの前我BBS(時たま掲示板)に某神社の事を書き記したが、(御覧になっていない方の為にw・・・ 題名フィールドワークっぽくなって来た! 今度は某所にある、麻加多神社。これは祭神が伊勢の外宮の豊受大御神荒御魂、の母である和久産巣日神らしい。この神の御利益とは、本来は五穀豊穣・養蚕である。 が、ここでは五穀豊穣と安産・子育て。本日も妊婦とその両親が来てお参りしておりました。何でもこの神社名の麻にちなんで赤子の産着の模様が麻である、と言う事らしいっすよ。そしてここの縁起がまた・・・日本武尊がこの地の大杉に鑑を掛けて必勝祈願した。土地の者が尊に土地の不作を嘆き訴えた。すると、この鑑を祀る様に言われた。のがそもそもの始まりらしい。その杉の木は円周8m、高さ40mの東で一番の巨木。不老長寿の木と説明書きがされていました。つい但馬さんの時じくの実探索を思ってしまった。以下略)実はこの神社には彼氏と行ったのですが、その時にこの御神木の周りを回りました。その時は思いませんでしたが、帰りの途中で、伊邪那岐と伊邪那美の真似をすればヨカッタ、と後々後悔しました。それからその事を考えていてちょっとまた引っ掛かったんですよ。御神木=柱と考えました。そして左右から男女が向かい合って回る・・・。で伊邪那岐と伊邪那美の場合最初は正しく無い周り方(女が先に声を掛けたとされている。何の比喩もしくは暗喩だろうか?)をしたから蛭子(障害児)が産まれた。で、次に正しく回ったら正常児が産まれた。こっ、これはっっ!?・・・柱を回る二つの螺旋。それが正しければ正常で、順序が狂えば障害児。ッて事??うわっ、すげえ。まさにDNAがタンパク質=ヒストン、に絡まるあの構造モデル、のまんまの図示だよ。遺伝子の事じゃんか!驚いたね!しかもここは安産の神様だしね。


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