宇宙海賊コブラ space adventure"コブラ"
初めて連載されてからかなりたってしまいましたが、今読んでも面白いッ!!さすが寺沢氏の画力は当時から迫力ものでした。もちろん漫画の何たるか、を良く御存知の様です。冒険がいっぱい。ヒーローは粋でカッコイイ。とくればヒットしないはずありません。ストーリーテラ−としての腕も超一流。ああ、こんな物語が書けるなんて、凄い人だ。いつかは、私もこれに少しでも近付ける話を"一つだけでイイからモノにしたい

私はこう読んだ!!
コブラのカッコ良さとは、・・・
それはコブラが三枚目だからカッコイイのだ。
二枚目が二枚目な事をすると時には嫌味である。
様になっているが、下手を打つとシリアス路線に
流れて行きかねないし、イイ男は多くの場合読者の反感を買う。
そこへ行くと、このコブラはお世辞にも二枚目とは言い難い。
彼の元の顔と較べるてみると正直言って、二枚目半〜三枚目である。
しかし、この物語で活躍しているコブラのあの顔を本当の顔に置き換えた所を想像してみると良い。
ニヒルな二枚目の顔だと、もの凄く違和感を感じないだろうか?ゆえに三枚目だからこそ、サマになっているのだと思う。
だが、捻ってみると元々は美男子なのに・・・、
という部分を読者が知っているのが、実はポイントだったりする。
「ああ、本当の彼は美男子なんだわ」と(私の場合)思い描きつつ、彼の活躍を見る。時折、裏の顔がちらりと見えたりするのも溜まらなくカッコ良く思える。
無茶や破天荒な事を平然とやる。それがコブラ。
本当の男、はこうなんじゃないか?
もしくは、こうありたい! って事を思いっきり描いてます。そして生身臭い所までも、きっちりと男してます。
だから、カッコイイんですね〜。
男は強く無ければ生きては行けない。だが、優しく無ければ生きている資格が無い。男の美徳はやせ我慢だ、これに尽きる。

主役:コブラ
"この"ぼーっ"として新聞を読む男"ジョナサン"が、やり手の"海賊コブラ"とは…お釈迦様でも気が付くまい……
敵役の"クリスタル・ボーイ"がまたサイコ−!!
下の解説はアニメ版第1話

"復活! サイコガン"より
あらすじ
サラリーマンの"ジョンソン"は退屈な毎日に嫌気がさし、望む夢を見せてくれるという"トリップ・ムービー"を体験すべくT・M社へと向った。
そこで見たものはまさに波乱万丈!! 息をも付かせぬ、ハードボイルドな日常に彩られた世界だった。"正統派の二枚目、左手にサイコガンを持つ男、宇宙海賊コブラ"…それが彼の見た夢の中の彼の姿だった。その直後、現実の彼が偶然立ち寄った会員制のカジノで、夢で見た"海賊ギルドの幹部バイケン"そっくりの支配人に出会うのだった。カジノで大金を手に入れたジョナサンは、そこのボディーガードに金を奪われた挙げ句に始末されそうになる。が、ふと気が付くと男達は倒れ、左手は消し飛び、その代わりにそこにはあの夢で見たサイコガンがあるのを目にしたのだった
……うわあぁぁっ!どうなってるんだぁ?ありゃ夢じゃ無かったのか!! ……。殺し合いの毎日に疲れ、嫌気がさしたコブラは、顔を変え過去の記憶を一切消し去っていたのだ。そして、記憶を取り戻し正体を見破られた今、"海賊ギルド"に追われるコブラは再び冒険の日々へと戻って行く。
あれ〜っ、これはシュワちゃんの映画で、似た様な設定の物語があった様な気が…。何だったっけ〜??
 (……それは"トータル・リコール" …… )
追加で描いてみた。素顔のコブラと整形後のお馴染みのコブラでいっ!!


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