どろろ
〜赤い夕日に照り映えて〜
この作品の場合、主人公がダブルキャストなんで、百鬼丸にばかり肩入れするのマズイ!と思って、作品紹介をやってたんで、ここで一気に百鬼丸爆発wね。
どろろ『百鬼丸』

やっぱり、外せないエピソードと言ったら、ばんもんの章!
百鬼丸の「どぎつねめ!」のセリフも(ps2のゲームも含めて)イカすぜべィべー♪

ばんもん 
寄せられたキャラ人気投票へのコメント ありがとう!!
賽の目の三郎太
 
みどろ号に乗ってる所がとても良い!! そうじゃなくても目が可愛いww

多宝丸
 兄貴の弟ですもん♪ 片目つぶっている所がなんか可愛い♪

田之介(妖刀似蛭)
 悲しいのは田之介の最後です。似蛭を突き刺す所がなんとも見る方は悲しいですね。
どろろ
 なにせかわいいですから。
百鬼丸
 大好きです!めっちゃ愛してます!!
このキャラにひかれました(^o^)
寿海
 影の主役。寿海がいなければ百鬼丸は強くなっていなかったから。
百鬼丸
 カッコイイから!
 【どろろ考】
キャラ・アンケートの結果を見ても判る通り、どろろを押さえてダントツ人気なのが百鬼丸である。
どろろは、色々と悲惨な目に会って、苦労してはいるものの、所詮は雑草の逞しさ、以外に取り柄が無い、妖怪退治も足手纏いになる、普通の人間だからだ。
女設定も、イマイチ生かし切れていない。主人公のオマケで、役に立つマスコットの、喋る不思議な力を持った動物と変わらない位置付けって所か。
この物語は、妖怪退治主流でありながら、下克上下の世の中の、末期的症状に対する、虐げられっぱなしな者達の反骨精神、もモチーフの一つなのだろ うが、それからして百鬼丸が関わると、彼の場合妖怪退治の力は対して、世俗とは切り離された力と言うか、妖怪は斬れても現実の事態は、斬って捨てる訳にも 行かない力なのだ。
妖怪を斬る、という超人的な力ではあるが、それは世の中に直接的には、訴える力では無いと言う事。
つまり、いつも事態を変える事が出来るのは、本当は民衆の中から立ち上がった者だけなのである。
(それがマズイまま行くと、外国との戦争に突入している。)
今の為政者は、そういう民衆の抱く幻想をすら、与えようとせず、むしろ打ち砕く愚かさしかない。
その意味では、どろろの存在は、生きるはずであった。
が、どろろの宝探しから、妙にずれまくってしまった。そして、旅をしているせい、もあるかも知れないが、普通に土地に定着している人々の、日々の営みからは離れた考えで、時に傍観者の立場にいる。
とは言え、人の心を荒廃に導き、行動を鬼畜化させている妖怪を、斬る事によって、世の中に貢献している事には間違い無い。
ただ、百鬼丸は出生が人間離れしていて、その姿からも世間からは、恐らく化け物扱いの仕打ち、、を受けたであろうから、市井の人々との一体化はまず無理だろう。
その中から、立ち上がる事もあるまい。
その辺から、彼の醒めた虚無的な、ある意味人を悟った様な、態度にさせるのだろう。
そして、どろろは確かに今は、百鬼丸に近い存在かも知れない。百鬼丸が、親しみを感じる存在は、恐らく最も弱い立場の人間だ、と思う。
身体に障害をもってしまった人々や、見捨てられた子供達など、自分の境遇に近い、社会的弱者であるのは、想像に難く無い。
どろろは、だから今は百鬼丸と共に、居られるかも知れないが、長ずると無理だろう。
どろろは、悲惨な境遇に育ったかも知れないが、ある意味家庭的には、恵まれていた=両親から普通の愛情を貰っていた、からである。
どろろの根幹にある逞しさは、それに起因している。
百鬼丸が自刃しようとしたのも、親から息子であるのを、承知した上で、始末されようとしたからだ。
身体を妖怪の生け贄にされ、川に捨てられ、苦労して身体を取り戻しつつ、ようやく巡り会えた、と思ったら今度は、殺す様に指示されたのを知る。
救い難い絶望感を、感じたに違い無い。自分の中に、根源的な弱さを抱えていた百鬼丸は、それと引き換えに妖怪討伐の、強い力を得たのだろう。


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