ドン・ドラキュラ
について



手塚先生の作品の中で、自分的に黒歴史だと思って今まで『なかったもの』として華麗にスルーしていた作品である。ドン=尊称で君主の意。ドラキュラ達の首領と言う意味なんだろう。思うに、ブラックジャック連載からしばしば感じていた事だが、手塚漫画には時事ネタや流行りの洒落とかが盛り込まれるんだけど、それが読んでいてきっついきっつい。おじさんが若者に迎合して無理矢理流行り言葉使って『やっちゃった』感が強かったんである。読んでいてファンとしてちょっと、こっ恥ずかしい思いだったんである。しかし、今読み返してみると古臭さはあるものの、何であんなに黒歴史扱いしていたのか不思議だった。(とゆーか、七色いんこ以上にマイナーすぎて誰も突っ込まねーーw)むしろそんなドンの姿が、手塚先生そのものに見えてしまって懐かしい。が、こう思ってしまった原因はアニメ画のせいだった。このドン・ドラキュラはアニメになっていて見た事もあるんだが、(テレビCMでドンドラ、ドンドラ〜♪って結構番組宣伝していたのは知っている)いつの間にか終わっていた。てゆーか最短打ち切り?続いていても熱心に見なかったと思う。ドンのギャグ顔が赤塚の目玉のお巡りみたいな顔になってんじゃん、あーそのうち「キメッ!!」とか言い出しそうだ、とイカリングになった。ドンの特徴である、あのデカ鼻を無くすってどんだけ〜www。チョコラがメチャメチャ可愛く描けていただけに、なんか余計残念だ。とゆーか、ドンの声がサリーちゃんパパと同じで、キャラ的にもサリーパパとドンは、髪型と鷲鼻も被ってるのに気付いて微妙〜、だった記憶がある。え〜、もしかして同じように思って安直にキャスティングしてたんだったら萎えだな(ノ_-;)ハア…。この絵と、アニメ史上最短連続放映の最悪なイメージの不吉さと相俟って、ドン・ドラキュラは手塚ファンからも封印されてしまったんだろうか?単発的な読後感想はちらほら見受けられはするものの、手塚系ファンサイトにはドンドラのコンテンツがほとんど無いんである。と言うマイナーさゆえに、このサイトで『ドン・ドラキュラ』コンテンツやってみましたあw。




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