アニメのピンクパンサーとかぬいぐるみのピンクパンサーとか人気だよね?

ピンクの豹
 このシリーズは結構、好きなのだ。回を追う毎に面白くなるのだった。特に、"ピーター・セラーズ主演のフランス人の(ベルギー人ではない)"クルーゾー警部"の活躍するアクション・コメディーである。一応このピンク・パンサーシリーズ(らしきもの)の内容はというと、大ドジでまぬけだが"悪運の強さ"だけで、"ピンクの豹"と呼ばれる宝石を守る"クルーゾー警部"の抱腹絶倒!!(見たらハマる!?かもね)の大活躍ドタバタコメディー。私は間違っても彼の上司にはなりたくない(笑!!)…全体的に見て昔の映画と言う事なので、ギャグが『今見ると少し古いかな〜』と思う部分もあり。しかしいくつかのギャグは、どうやらドリフも真似ていた様である。 おまけに、セラーズは一人で何役も(某黒人俳優もやってるねっ!! )こなすので有名で、このシリーズでもそれを披露していたりする。残念な事にMr.セラーズが逝去してしまい、実質は3で止まってしまった。が、余程人気が高いのか、続編を望む声に商売ッ気が出たか、セラーズ亡き後すぐに"続編4"が製作され〈生前に取っておいてカットされたギャグ集の編集版らしい〉それからも主役無き後のおふざけ映画が出来たのだ、が("No5.クルーゾーは二度死ぬ")こちらのは、あまりの出来のひどさにくらくらっ。その後も(あの手、この手で)続編が今も作られているらしい。(が、そちらは興味無いので良くは知らない)ピンクパンサーはアニメにもなっている。こちらはピンク色の豹が(まんま)主人公の物語である。(全編の映画タイトルクレジットでも、アニメのピンクパンサーがテーマ曲をバックにショートギャグ、映画のパロディetc…を展開していて楽しい)こっちのとぼけたキャラクターの方もこれまた今でも大人気!!

"THE PINK PANTHER・ピンクパンサー"
 記念すべきパートワン。アラブ某国の(だが、なぜかインド?っぽい)留学中の王女が持つピンクの宝石、名付けて"ピンクパンサー"(傷と内包物:インクルージョン、のためにある角度から光が当たると豹の形が浮かび上がって見えるので)を狙う宝石専門の泥棒"怪盗ファントム"と、その宿命のライバルを自認する巴里の警視庁きっての名警部"クルーゾー"が仏蘭西の社交界を舞台に繰り広げる大騒動!! ファントムの正体とは?ピンクパンサーのゆくえは?そして、我等がクルーゾー警部の運命やいかに!?
"a SHOT in the DARK"番外編?"暗闇でどっきり"
 クルーゾーが主役なら"2"なのにね…なぜ???実はピンクパンサー1と2の間に"クルーゾー警部"はちゃあんと(他の)公務も果たしていたのだ! それもなんと殺人事件の捜査なのである。---富豪バロン邸で殺人事件発生!! 被害者は運転手の"ミゲル"。容疑者はそこで働くメイドの"マリア"である。誰もが彼女を疑う中で唯一、"クルーゾー"警部だけが彼女の無実を主張するのだった。「なぜって、彼女は殺人者にしては美しすぎるからだよ〜ん!」と公言して憚らないクルーゾー。下心見え見えのクルーゾーだが、彼女を保釈する度に屋敷の関係者が殺されていく。そして、その魔の手はついにクルーゾーにまでも伸びるのだった。見えざる殺人者は誰なのか?そしてクルーゾーはこ〜んな調子で大丈夫なのかっ!?---ここで、ケイト−の初登場!! (ドレーファス:ここでは署長:もだが)彼は日本人の書生(どう見ても、中国人!?)で毎度クルーゾーと家を壊す大乱闘をする。クルーゾーは空手の達人らしい。弟子であるケイト−に"いつでも飛び掛かれ! 遠慮は無用だっっ!!"などと言っているが、いざ、負けそうになると卑怯な手をばんばん使う。そして、ケイトーも電話が(タイミング良く)掛かってくると何事も無かったかの様にクルーゾーに取次ぐ。そして、ケイトーはいつもクルーゾーの側杖を食うのだった。アーメン

"The Return of THE PINK PANTHER・ピンクパンサー2"   
 なんと!! またもや、"ピンクパンサー"が盗まれてしまった。前作の件で交通巡査に格下げされた"クルーゾー"警部だったが、捜査の第一人者に指名され、見事に現場復帰を果たすのだった。アラブの"ルガーシュ国"ヘと飛び、王立美術館に残された証拠のイニシャル入りの手袋を見たクルーゾー警部は、今は引退したと噂される"怪盗ファントム"が怪しいと睨み追跡を始める。が、アホな部下を持ったがために、神経衰弱に罹った上司のドレフュス主任警部は次第にクルーゾーに殺意を抱き始め…。政治的な陰謀や、個人的な怨みつらみも引っさげて、無敵のクルーゾーが行く!!

"THE PINK PANTHER STRIKES AGAIN・ピンクパンサー3"
 前作で"クルーゾー"警部の上司であるがために辛酸を舐め、ついにキレて精神病院に入院していた"ドレフュス主任警部"が、"全快まであと一歩"の所で見舞いに来たクルーゾーの怒涛のごとく引き起こした"とどめの一発"を受け、ついに発狂!?してしまった。病院を脱走した彼は"クルーゾーの抹殺"を合い言葉に、悪の軍団を組織し"世紀の大発明"までも手に入れたので、さあ大変。"世界の破滅"か?それとも"クルーゾーの破滅"か?究極の選択を世界に向けて発信したのであった。かくして、各国入り乱れての暗殺軍団に狙われるハメになったクルーゾー警部に、明日はあるのか!?
 ここではもう"ピンクパンサー"の存在は皆無である。どう見てもクルーゾー主体としか思えないので、"暗闇で〜"が正統な2の様である。 考えられるのはテーマ曲位? (どちらも作曲はヘンリー・マンシーニで同じだし、"暗闇で〜"のテーマ曲もイケると思うのだが)ピンクパンサーのアニメが出てくるお馴染みの曲が欲しかったのか。あのキャラの人気からすれば、案外的外れでは無いかも。だがこの作品でなんとか軌道修正した感が強いのであった。

おすすめ順
part3>暗闇で…>part2>part1

 (お・ま・け)
 また、セラーズは"博士の異常な愛情 "(または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか)監督スタンリー・キューブリック、にも主演。他にも、フー・マンチュー役もやっていました。"The Friendish plot of Dr. Fu Manchu" 邦題『天才悪魔!! フ−マンチュー』ヒマラヤに住む"フーマンチュー"の秘密アジトでは、怪し気な中国人の弟子達を従えたフーマンチューが今しも儀式を始めようとしていた……弟子の一人が大皿で運んで来たのは、苺の乗った特大のケーキ?? ハッピーバースデー"フ−"〜♪それはフーマンチューの168才の誕生日であった。弟子達のバースデイソングの後、悲劇は起こった!! 弟子の一人のミスで何と秘薬"エリクシール・バイタル"=若さと美貌を保つ薬、を失ってしまったのだ。"このままではすぐに寿命が尽きる!! " 慌てたフーマンチューは残された時間と競争しつつ、世界を叉に掛けて"秘薬の原料"を盗みまくるのだった。ここでもセラーズはフーマンチューと宿敵のネーランド・スミス警部の二役に挑戦している。タイトルクレジットはカンフーで面白いです。内容に対しては? ですか〜???そ・れ・はノーコメント!!!