ハイパーカードである。これはMac特有のオーサリングソフトなのだ。RPGやシューティングゲーム、辞書的なものやらイロイロと素人からプロまで気軽に楽しんで作って見れるツールであった。しかし、全ての表示が基本モノクロと言う事と、もうハッキリ言っちゃえばプログラム組めるような才能がない人間としては、慣れないプログラムちまちまいじって作るより、ホームページソフトでサイト作った方が更に楽で凡庸性があるんじゃないかと思ったってこっちゃね。何しろハイパーカードが流行ってた頃はISDNの前でネットつなぎ放題じゃ無いし、ネットに繋ぐと電話回線が使えなかったり、今みたいに繋いでなんぼじゃなくて、目の前の箱で何がやれてなんぼってカンジだったからね。そういう背景もあってハイパーカードには特別な思い入れはある。で、幸いOS10でもクラシックが動く環境だから、まだこうして何とかホームページソフトで好き勝手にサイト作れるし、=今はテンプレートから選ぶだけのふざけんなソフトばっかりだ、ブログじゃないんだからさーかんべんしてよw。お絵書きソフトで絵も描ける、まうすだけど。当然ハイパーカードも動いたンよ。参考資料もまだコピーしたの持ってるし。だからヤレると思った。が、甘かった。この技術はもう死に行くモノだった。とゆーか「すでに死んでいる。アチョー」
MacのOS10はチータ10.0、ピューマ10.1、ジャガー10.2、 パンサー10.3、タイガー10.4←マイOS、レパード10.5、スノーレパード10.6へと進化を遂げている。ハイパーカードの売りの一つである視覚効果は10.3で無効化されていたのだった。インターレス=徐々に画面に文字や絵が現れたり反対に消えて行ったり、中央から現れたりとか様々な効果があって、アニメーションやれば劇画風になって面白かったのに。そう、原作ブラックジャックでそういう効果をばんばん使ったスタック=作品(要するにデジコミとゆーか)を作ろうと目論んでいたのであった。あるスタックによってハイパーカードに疑似的な視覚効果が出せるのがあるにはあるけど、OS9時代と違ってお馴染みの手動でソフトの割り当てメモリ増やす事できないから、メモリ不足でスタック自体が動かせない。OS10つかえねー。と言うかよくよく考えるとこのハイパーカードの製作というのは最早自己満足でしかないし(それも出来ない状態だが)、作ったところで結局は自分一人で楽しむだけ。よしんば見てくれる人がいたとしてもMac使用者の中でもごくごく少数に限られてしまう。ハイパーカードの動く環境で、似非のスタック視覚効果の出せるスタックもインストールされてるマシンの人って、一体全体何人いるよ?そこで再び思った。いや、違う、限定にもほどがあるっ。これじゃマイナーとしての認知すらないだろう。第一作るからには見てもらいたいしでなきゃサイトの公開なんてするかいっ! って訳で、まさに本末転倒になるところだったよ。こりゃ自分のにーずに完璧に対応しきれてないな、と言う事で断念しました。Appleがこの技術を使わせまいとしているのか?真相は判らないが、進化するのを止めた時点から技術は緩やかに死に向かうのだ。さらば、愛しのハイパーカード。ワクワクをありがとうハイパーカード。こうして私のブラックジャックのスタック製作の夢は潰えたでござる。の巻、おしまい。


戻る